今回は沖縄で増加の一途を辿る糖尿病に関してお送りしました。ご出演はおもろまちメディカルセンターの長田光司先生と、みなみしまクリニックの島袋毅先生です。
糖尿病の初期は自覚症状が少なく、定期的な検診を受けることが重要です。今年から始まる特定検診の受診も呼びかけております。運動療法、食事療法と更に薬物療法を解説し、カロリーを控えるために弁当を食べる時、あらかじめ残すご飯の量をお箸などで印をつけておくなど細かいアドバイスを頂きました。
放置すると糖尿病性神経障害、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症という合併症の危険性が上昇します。人工透析原因の第1位は糖尿病、失明の原因の第1位も糖尿病です。今回はインシュリンの自己注射の様子も紹介しています。
残念ながら、今回で那覇市医師会医療ホットラインは最終回ということになりました。番組の最後に長い間司会を担当してくれた渡辺克江さんと私玉井が謝辞を述べました。
【OCN医療ホットライン 最終回の謝辞】
那覇市医師会広報担当理事の玉井です。
今日は皆さんに大変残念なお話しをしなくてはなりません。平成12年から8年間皆様に親しまれて参りました、那覇市医師会医療ホットラインは残念ながら今回をもちまして最終回という事になりました。これまで多くの皆様に支持され、また多くの先生方のご協力をもちまして8年間続けて参りました。皆様には大変感謝いたしております。長い間本当にありがとうございました。私もこの番組で多くの事を学び、番組作りに関わらせていただいた事は大変幸福であったと思っております。
医師という仕事をさせて頂いていつも思いますのは、病や障害はそれそのものが人を不幸にするのではなく、病や障害を持った時に、自分の気持ちがくじけ、運命や他人を悪く思ったとき、初めて病は不幸となります。病や障害を持ちながらも、病と向き合いながらも前向きに生き、時には障害と共に歩む事もできます。
那覇市医師会もまた、皆さんと共にありたいと願っております。那覇市医師会医療ホットラインは今回で残念ながら最終回となりますが、健康の維持増進の為には地道な啓発活動は無くてはならないと那覇市医師会は考えております。近い将来にまた、別の形で皆さんに出会えることを強く希望しながら今回はとりあえずお別れという事になります。
長い間ご覧いただき、またご支援いただき、大変ありがとうございました。皆様のご健康を祈願しております。みなさまごきげんよう、さようなら。
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