こどもの発熱

平成18年12月2日放送分

今回は子供の急な発熱に関して取り上げました。ご出演は県立南部医療センター・こども医療センター小児総合診療科の當間隆也先生と、那覇市立病院小児科の渡久地鈴香先生です。まず、番組の冒頭11月23日に開催された第12回那覇市医師会健康ウォーキング大会の模様をご覧頂きました。子供の発熱はそのほとんどが軽症のウイルス性感染症で、慌てて救急病院に受診するよりも自宅で経過を観察し、抗生剤の服用なども必要ない場合が多いようです。発熱はウイルスを退治するために必要な防衛反応であり、過剰な解熱剤の使用はむしろ体力を奪ってしまうこともあるとのこと、元気であれば解熱剤は使用しなくても構わないとのことです。

その他、多くの発熱に関する誤解や不安に事細かに答えて頂きました。嫌がる子供たちへの上手なお薬の飲ませ方の工夫などは大変参考になります。また、番組では特に気をつけなければならない発熱として、3ヶ月未満の子供の発熱、3日以上続く高熱、解熱剤を使用しても元気にならない発熱、意識がおかしい場合、初めての痙攣、もともと心臓や神経疾患の基礎疾患がある場合を取り上げ、この様な場合は必ず小児科の受診をするようにと注意を呼びかけております。

今回のワンポイントアドバイスは“はしか0プロジェクト優秀園表彰”として風のうた保育園の元気なよい子たちと知念みね子園長先生にご出演頂き、大城小児科医院の大城兼博先生に表彰をして頂きました。

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写真(1):中央が當間先生、向かって右が渡久地先生
写真(2):第12回健康ウォーキング大会の模様
写真(3):こども医療センター小児総合診療科の當間隆也先生
写真(4):那覇市立病院小児科の渡久地鈴香先生

写真(5):はしか0優秀園表彰は大城小児科医院の大城兼博先生にお願いしました。

(担当理事 玉井 修)
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