気管支喘息とCOPDについて

平成18年4月1日放送分

 今回は呼吸器の疾患として喘息とCOPD(慢性閉塞性肺疾患)を取り上げました。ご出演は浦添総合病院の金城俊一先生とけいわクリニック院長の豊田和正先生です。今回は未だに日本全国で年間約5000人の喘息死がある事をふまえ、気管支喘息は発作が起きてからその都度発作に対応する治療をするのではなく、日頃からコントロールすべき疾患である事を強調しました。

  番組の中ではスピードスケートの清水選手のポスターを紹介し、清水選手自身が喘息のコントロールを行いながら金メダルをとった事をご紹介しています。吸入ステロイドの正しい使い方などもご紹介しました。また喫煙と関連して、今後増加が予想され、特に沖縄に有病率が高いCOPDを詳しく扱いました。喫煙者の6-7人に1人が発症すると言われるCOPDは一般には充分認知されていない疾患です。

  しかし、早期の発見と早期の適切な治療により日常生活のレベルがかなり良くなる事が期待されます。COPDは日常生活に支障が出てはじめて受診するケースがかなり多いとのこと、労作時の息切れなどのCOPDの症状があれば早めに医療機関に受診されるように呼びかけております。

  今回のワンポイントアドバイスはED(勃起障害)に関して琉球大学医学部附属病院泌尿器科の外間実裕先生に詳しくご説明頂きました。60歳男性の70%は性生活を営んでいるとのデータを示し、60代でEDに悩む例は決して異常な事ではないそうです。ちょっと尋ねにくいEDの話を解りやすく解説して頂きました。
番組の冒頭では第11回那覇市健康ウォーキング大会の模様も放送されております。
 

写真左上:向かって右手前が金城先生、中央が豊田先生
写真右上:COPDに関して解説して頂いた豊田和正先生
写真左下:清水選手のポスターを使って解説する金城先生
写真右下:今回はEDに関して外間実裕先生に解説して頂きました。

(担当理事 玉井 修)
↑ページのトップへ戻る
前のページに戻る