12月27日放送分

12月27日に放送されたOCN医療ホットライン『不登校と発達障害』についてをレポートします。

今回は高江洲クリニック院長:高江洲悦子先生、白井クリニック院長:白井和美先生の出演でお送りいたしました。

不登校の原因として、小児心身症によるチック、指しゃぶり、動悸、喘息、過喚起症候群、摂食障害、睡眠障害等々、身体的な症状があります。 症状を認めてあげて、大丈夫と言わずに、一緒に考えてあげて下さい。「だけど、学校に行かなきゃいけないよね」と本人に気づかせることが大切です。

次に軽度発達障害、高機能自閉症やADHDを取り上げましたが、いづれも中枢神経系の機能性病変があり、知能指数IQとは直接関係ありません。集中力を欠き、落ち着きがなく、本人自身も自分の行動を説明できませんが、適格な診断を下せば薬物治療等で改善が見込めます。 医者、家族、学校の先生方が理解し暖かく見守ってあげる必要があります。

読み、書き、計算等の能力が低下してきて、文部科学省の統計では4.5%もの児童が授業についていけません。学習障害(LD)は必ずしも不登校にはなりませんが、LD児の親は子供の将来への不安、悩みを持っています。

LD児の特別支援教育を文部科学省が市町村現場 (学校)に勧めています。モデル地区をつくる段階ですが、担任クラスをもたない教諭や専門家チームで人的支援を拡充していく計画が進められています。

また、新年のご挨拶が那覇市医師会の友寄英毅会長よりありました。

(担当理事 喜久村 徳清)
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