メタボリックシンドローム

平成18年6月3日放送分

今回は内臓脂肪によって高脂血症や高血圧、糖尿病などの様々な生活習慣病が引き起こされるメタボリックシンドロームについて取り上げました。ご出演は大浜第一病院内科の涌上民雄先生と屋宜内科医院の屋宜宣治先生です。沖縄県は中年男性の肥満率が約50%に達し、メタボリックシンドロームの危険性が高くなっています。原因は脂肪分に偏った食生活と、歩くことの少ない生活習慣にあると言われています。おへその周りを計測して男性85cm以上、女性で90cm以上ある場合は内臓脂肪が蓄積している可能性が高いそうです。肥満そのものが既に病気であるとも言えるのかも知れません。ご飯茶碗1杯のご飯を消費するには65分のウォーキングが必要です。食事療法と運動療法は両輪であり、安易なダイエット食品に頼ることの危険性に関してもお話頂いております。食事療法の考え方に関しては大浜第一病院栄養給食課長の前田和美様に、また正しいウォーキングに関しては沖縄ウエル・スポーツ専門学校の高良順子様に解説して頂きました。また今回は行政の立場から那覇市健康福祉部の与儀弘子部長にもお話頂き、那覇市が進めるメタボリックシンドロームへの取り組みに関してご紹介頂きました。那覇市内で気持ちよくウォーキングできるコース紹介などをまとめたパンフレットを配布しています。ご興味のある方は市役所においで下さい。

今回のワンポイントアドバイスは乳癌検診を積極的に呼びかけて、乳癌の早期発見早期治療に結びつけるピンクリボン運動について、那覇西クリニックの長嶺信治先生にうかがってきました。

05 glf
 

写真(1):中央が涌上先生、右手前が屋宜先生
写真(2):大浜第一病院栄養給食課長の前田和美様
写真(3):沖縄ウエル・スポーツ専門学校の健康運動指導士、高良順子様
写真(4):那覇市健康福祉部の与儀弘子部長
写真(5):那覇西クリニックの長嶺信治先生にピンクリボン運動について解説頂きました

(担当理事 玉井 修)
↑ページのトップへ戻る
前のページに戻る