7月3日放送分

今回のテーマは「健康長寿が危ない(パート1)〜肥満について〜」でお送りしました。

今回は肥満に始まるメタボリックシンドローム、死の四重奏を豊見城中央病院糖尿病・生活習慣病センター所長の田仲秀明先生に『だんご四兄弟』と名付けて詳細に解説して頂きました。おへそ周りの腹囲測定が内臓脂肪の把握には重要で、男性で85cm、女性で90cmを越えると内臓脂肪型肥満の可能性が高くなります。内臓脂肪はアディポサイトカインという各種の生理活性物質を産生し、高脂血症、高血圧、糖尿病といった生活習慣病を連鎖的におこしてしまいます。特に沖縄県の肥満の多さ、脂肪摂取量の多さが問題です。生活習慣病検診センター副所長の崎原永辰先生からは小児における肥満の問題点を提起して頂き、那覇市の学童検診の様子をご覧頂きながら小児期における正しい食生活の教育(食育)が始まろうとしている事が紹介されました。食育に関しては那覇市教育委員会の砂川敦室長、上地幸市部長にインタビューしました。子供たちにとって将来役に立つ知識は外国語やコンピューターの知識だけではありません。正しい食に関する知識はこれから生きていくための大切な糧である事を番組の中で訴えて頂きました。
ワンポイントアドバイスでは仲本昌一先生に『夏のレジャーと応急処置』と題してハブクラゲ・オコゼ・ハブ咬傷・ミツバチをとり上げました。ミツバチの針は指でつまんで抜こうとすると残った毒嚢の中の毒を押し込む事になります。カード等を使って毒嚢を押し潰さないように、払いのける様に抜去しましょう。

  写真左上:中央が田仲秀明先生、向かって右が崎原永辰先生
写真右上:メタボリックシンドローム(だんご四兄弟)を説明する田仲先生
写真左下:天妃小学校の学童検診
写真右下:那覇市教育委員会向かって左が砂川敦室長、中央が上地幸市部長
(担当理事 玉井 修)
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