こどもの病気とワクチンについて

平成18年2月4日放送分

 今回は4月に予防接種の方法が変更になる麻疹・風疹を中心にこどもの病気とワクチン接種に関してお送りしました。出演は又吉小児科院長の又吉康博先生と、真栄田篤彦那覇市医師会副会長です。まず真栄田先生からはしか0プロジェクトによって予防接種率が約90%にまで上昇し、はしかの発生を0に抑え込んでいる現状の報告がありました。しかし、この4月から導入される麻疹・風疹混合ワクチン(MRワクチン)への移行により、現行ワクチンの公費補助がなくなります。この様な過度期に接種漏れが生じる可能性があり、ひいては予防接種率の低下につながらないか危惧されています。また風疹も先天性風疹症候群などの大きな問題を生じる感染症です。しかし、風疹の予防接種率は45%程度とかなり低いのが現状です。小児期に確実に受けておきたいワクチン接種に関して今回は詳しくお送りしました。

 ワクチンは種類も多く、どのワクチンをどのタイミングで接種すれば良いのかをわかりやすくするために、中央保健所の宮川桂子先生は「ママによくわかる予防接種スケジュール表」という小冊子を作成されました。番組の中でご紹介しています。また、ワクチンを受ける際の注意点を、うえはら小児科医院の上原弘行先生に伺ってきました。個別接種の有用性を解説して頂いております。

 今回のワンポイントアドバイスは男性脱毛について、中央皮フ科の萩原啓介先生に飲む育毛剤プロペシアの説明をして頂きました。3-6ヶ月で、ある程度の効果が期待できる反面、全額自己負担であり、服用を中断すると元にもどってしまう事など詳しくお話頂きました。
 

写真左上:中央が又吉先生、向かって右が真栄田副会長
写真右上:中央保健所の宮川桂子先生
写真左下:うえはら小児科医院の上原弘行先生
写真右下:中央皮フ科の萩原先生には飲む育毛剤プロペシアを解説して頂きました。

(担当理事 玉井 修)
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