1月24日放送分

1月24日に放送されたOCN医療ホットライン『高血圧を放置しないで』についてをレポートします。

今回は琉球大学医学部第三内科助教授:大屋祐輔先生、田名内科クリニック院長:田名毅先生の出演でお送りいたしました。

高血圧を放置しておくと脳や心臓、腎臓に合併症を起こします。それも重症度が高い程、また高血圧のリスクを長く持っている程、重篤な合併症となり、致命的な脳出血や脳梗塞、心筋梗塞等を起こします。

高血圧の初期段階では症状も無く、あっても軽症の事が多く、放置されていたりしています。特に沖縄では、上記の合併症が少ないわけではありませんが、健診の受診率が低く、また高血圧の治療率も低く、薬物の使用量も全国に比べて少ないことが指摘されています。血圧を自分の健康管理の目安とするため、家庭血圧測定をご紹介しました。血圧は動揺(変化)しているのが普通ですので、起床時、排尿後、一定時間内に血圧を測りましょう。

まず、今日からできることは、自分の血圧を知ることから始めましょう。そして、血圧が高めでしたら、お近くの「かかりつけ医」に相談し、減塩食等、食事療法から始めましょう。 血圧の薬(降圧薬)を勧められたら“くせになるから飲まない”のではなく、放置しておくと血圧が高めである高血圧症という体質のため、血圧を下げるために降圧薬が必要であることを認識しましょう。悲観的になることなく、必要な薬は食事と同じように長寿の源になることを知って頂きたいと思います。その他、副作用の心配とか、健康へのアドバイスが沢山ありました。

(担当理事 喜久村 徳清)
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