脳卒中 パート1 予防について

平成18年10月7日放送分

今回は温暖な沖縄でも決して少なくない脳卒中についてお送りしました。全国では減少している脳梗塞、沖縄県では逆に増加しているのだそうです。肥満県沖縄の影響はここにも現れてきています。ご出演は琉球大学医学部循環系総合内科学助教授の大屋祐輔先生と、同じく琉球大学医学部循環系総合内科学神経内科の仲地耕先生です。番組の冒頭に那覇市救急フェアの様子と第6回那覇市医師会チャリティ写真展の模様をごらん頂きました。チャリティ写真展によって交通遺児育成会への募金は過去5年間で156万円余りとなっています。友寄会長もたゆまない継続が大切であると述べられております。
さて、脳卒中ですが、番組では脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血の概要をお話頂いた後、その予防には生活習慣病を中心とした予防をしっかり行うこと、適切な治療を継続する大切さを強調されております。また脳梗塞の一部の症例ではt-PA(Tissue Plasminogen Activator)の静脈投与により、麻痺を残すことなくほぼ完全な機能回復も可能である事をご紹介頂き、発症3時間以内の専門病院受診が大切である事をお話頂きました。ブレインアタックという言葉を番組内でご紹介頂き、治療における選択肢の幅を広げる為にも、安静な状態で速やかに専門病院受診をすることが重要である事をお話頂きました。

今回のワンポイントアドバイスは、特に脳卒中の診断におけるCT・MRIの役割に関して大浜第一病院放射線科の新里仁哲先生にお話頂きました。CTとMRIの違いと特徴について、また実際の症例呈示もお話して頂いております。

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写真(1):中央が大屋助教授、手前が仲地先生
写真(2):第6回那覇市医師会チャリティー写真展の様子
写真(3):大屋祐輔助教授
写真(4):仲地耕先生
写真(5):ワンポイントアドバイスは大浜第一病院放射線科の新里仁哲先生にお願いしました。

(担当理事 玉井 修)
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