8月23日放送分

8月23日に放送されたOCN医療ホットライン『性感染症とエイズについて』をレポートします。

今回は沖縄県中央保健所課長:上原真理子先生、美代子クリニック院長:宮良美代子先生の出演でお送りいたしました。

エイズ(AIDS)の感染経路は、血液、母子、性交渉を通じて伝わりますが、先進国では唯一、日本だけが毎年感染者が増え続けています。保健所では感染症対策の一環として、無料でエイズ検査を実施しています。プライバシーは充分守られ、匿名での検査も受け付けています。

性感染症はクラミジア、ヘルペス、コンジローム、トリコモナス、梅毒等があります。中学生から保健の授業等で教わりますが、コンドームの正しい使用が予防効果も上がります。

クラミジア感染症は解剖学的な特徴から、特に若者の女性性器への感染率が高く、それが卵管炎、その他の合併症を起こし、不妊症の原因となります。コンドーム使用で予防できますが、日本では定着していないのが問題です。保健所や行政では同世代の相談者(ピアエディケーター)による啓蒙活動を広めています(ピアエディケーション)。

(担当理事 喜久村 徳清)
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