高血圧対策!今あなたにできること

平成20年2月放送分

 今回は厚生省から2005年の平均寿命が発表され、その結果女性が日本1位を堅持し、男性が25位であった事を踏まえ、沖縄県の長寿を脅かす大きな原因となっている高血圧を取り上げてお送りしました。

 血圧が高めと言われながらも放置し、外来受診率が低い沖縄の現状は非常に危機的です。脳卒中や心筋梗塞などの重大な合併症を生じないうちに、危機意識を持ち適切な対応をすべきです。

 今回は琉球大学医学部附属病院第3内科准教授の大屋祐輔先生と首里城下町クリニック第一の田名毅先生にご出演頂きました。運動療法に関しては手軽にできるウォーキングを取り上げ、那覇市おもろまちの新都心公園でウォーキングをしている方々にインタビューし、ウォーキングの効果に関してはNPO法人日本健康運動指導士会沖縄県支部長の山城麗子さんにお話を伺いました。

 また減塩を目的とした食事療法は管理栄養士の伊是名カエさんにお話を伺いました。薬物療法開始のタイミングや、基礎疾患によって異なる治療方針や降圧目標に関しては田名先生より解説頂き、大屋先生からは充分な主治医とのコミュニケーションを保ちながら継続した加療の重要性を解説して頂きました。薬の副作用を過度に恐れるあまり、重大な合併症に至るまで高血圧を放置する場合が少なくありません。高血圧に対する正しい理解を呼びかける内容になっています。

 今回のワンポイントアドバイスは那覇市医師会救急担当理事の仲本昌一先生より、中華航空機爆発炎上事故を振り返って、大規模災害時の対処法に関して解説して頂きました。

  写真(1):中央が大屋先生、向かって右が田名先生
写真(2):新都心公園はウォーキングをしている市民の皆さんにお話を伺いました。
写真(3):ヘルスプランニングカエ代表の伊是名カエさんに減塩食に関してお話してもらいました。
写真(4):大規模災害時の対処法は救急担当理事の仲本昌一先生です。
(担当理事 玉井 修)
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