関節リウマチについて

平成19年12月放送分

 今回は名前は聞いたことがあっても、あまり詳しいことは知られていない慢性関節リウマチについてお送りしました。ご出演は県立南部医療センター・こども医療センターリウマチ科副部長の真栄城修二先生と首里城下町クリニック第二、院長の比嘉啓先生です。

 お年寄りの病気と思われがちな関節リウマチですが、実際の関節破壊は30代から始まっている場合もあるという話です。関節炎を生じる様々な疾患との鑑別点を解説し、早期に正確な診断と治療を開始する大切さをお話していただきました。

 リウマチの治療は関節の痛みを抑える抗炎症薬、ステロイド剤、そして実際の関節破壊を抑制する抗リウマチ薬を上手に使い分けることが必要です。それぞれの長所、短所に関しても解説します。また最近では関節破壊を起こすサイトカインの働きを抑える生物学的製剤の使用が注目されています。コストの問題や、定期的に注射のために通院しなくてはならないなどの克服すべき問題はあるものの、効果的な治療法として注目されています。実際の治療の様子も取材してきました。

 今回のワンポイントアドバイスは飲酒運転の弊害を安部康之先生に解説していただきました。飲酒運転を行う人の多くはアルコール依存症があり、常習性のある人に対してはアルコール依存症としての対応が必要となります。

 今回は、去った11月23日に開催された那覇市医師会健康ウォーキング大会の様子もお伝えしました。

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  写真(1):向かって中央が真栄城先生、右が比嘉先生
写真(2):県立南部医療センター・こども医療センターの真栄城修二先生
写真(3):首里城下町クリニック第二の比嘉啓先生
写真(4):ワンポイントアドバイスはクリニックおもろまちの安部康之先生
写真(5):第14回那覇市医師会健康ウォーキング大会の様子
(担当理事 玉井 修)
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