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救急医療担当理事 仲本昌一
平成14年度の救急医療対策委員会のこれまでの動きをご報告いたします。
第1回救急医療対策委員会 （平成14年6月21日）
（1）委嘱状交付（敬称略）
友寄英毅会長より委員に委嘱状の交付がありました。委員は、金城幸博、玻座真博公、山本明、知花朝美、石井和博、玉城信光、真栄田篤彦、川野幸志（那覇市立病院）、知念清（県立那覇病院）、仲本昌一です。委員長は玉城信光先生に決まりました。今年度も在宅当直医、救急告示病院、2次輪番病院の先生方にご参加いただき感謝いたします。これから2年間よろしくお願いします。
（2）協議事項
�‐�児救急医療について
1） 那覇市立病院の川野先生より、那覇市立病院急病センターの小児救急は内科医/小児科医、更に琉大の内科・小児科医の応援で行われているが、これに小児救急医療事業から経費の捻出ができるので、医師会からの応援医師を受け入れる状況にあるとの提案がありました。真栄田先生よりまず那覇市医師会小児科医の意見を聞き、その後改めて検討することになっています。
2） 新那覇病院の救急体制は、1次〜3次までの全ての救急なのか、従って小児救急はこれに含まれるのか、母子総合医療センターとの関係はどうなるのか、また小児救急医療事業を利用した小児科医の応援体制はとれるのか、まだ決定していません。今後の県立那覇病院のあり方で南部医療圏をふくめた那覇市の救急医療、小児救急医療は大きく変わることが予想され、再度議論することでまとまりました。
3） 糸満市救急診療所の閉鎖に伴い、南部地区医師会では平成14年7月1日から県立南部病院、豊見城中央病院、沖縄協同病院、南部徳洲会病院、ハートライフ病院の5病院による小児救急輪番制を実施予定しているが、那覇地区の2次輪番病院にも協力して欲しい旨の依頼がありました。次回、消防や行政機関を含め具体的に検討することになりました。
��那覇市救急医療情報ネットワークの状況について
このシステムは平成13年4月23日より那覇市の救急告示病院と輪番病院の空床状況、診療体制等々の情報を毎日2回（午前9時、午後5時）那覇市消防本部指令室へFAXするものです。1年が経ちその運用状況について検証することを、次回委員会で消防機関を含め検討することになりました。また、那覇市は那覇市保健医療福祉ネットワークシステムの開発の中で、現在の救急医療情報ネットワークのFAX情報をIT化する計画であり、平成15年4月に導入予定とのことです。
�９匐�機事故消火救難総合訓練について
今年も平成14年11月7日（木）13：00〜16：00にかけて実施予定です。模擬訓練1ヶ月前にトリアージ等の勉強会を予定しています。会員皆様のご協力・ご参加をお願い申し上げます。毎年那覇空港緊急計画が見直され、できのよいマニュアルに近づく努力がなされています。今年は医師会の連絡系統図も改訂することになりましたので、作業完了後会員各位へ広く周知したいと思っております。
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1） 那覇市救急フェアーが平成14年9月9日に行われます。今回は那覇市立病院から「一日消防隊長」が選出されます。啓蒙記事の投稿を玉城先生と小生で行います。
2） 一万人のエイサー踊り隊への救護所（医師・看護師）派遣（平成14年8月4日）；大見医院―大見洋二先生、加治工高子様、伊志嶺整形外科―伊志嶺隆先生、又吉礼子様、仲本昌一、かいめんたるクリニック―嘉陽田しのぶ様、ご協力賜り感謝申し上げます。
以上が第1回の委員会の内容とその後の経過を加味して記述しました。
＊補足；
1） 平成14年5月16日に那覇市医療協議会の救急部会にて、那覇市立病院急病センターにおける小児救急の現状について、那覇市救急医療情報ネットワーク導入について、那覇市保健医療福祉ネットワークシステムについて討議しました。
2） 平成14年7月15日に第2回那覇市の小児救急医療を考える会にて、那覇市消防本部からの報告事項−小児救急搬送時における小児科医の対応への要望について、那覇市医療協議会からの小児救急現状について、南部地区医師会からの小児救急について、討議しました。
3） 平成14年7月17日に地区医師会救急医療担当理事連絡会にて、那覇空港緊急計画実施細目（素案）について、小児救急医療について、救急医療施設医師研修会テーマについて討議しました。
4） 平成14年8月20日に第1回救急医療協議会（県、救急医療機関、消防、警察）が開かれ、那覇、南部医療圏の統一の検討、インターネットを利用した医療情報システムの構築、救急救命士と病院が連携したメディカルコントロール体制などが話し合われています。
上記の会議の議題から推察できますように、昨今の那覇市の救急医療を取り巻く環境は大きく変わろうとしています。皆の英知により患者さんのための整合性のあるよりよい救急システムにしたいものです。
最後に、平成14年8月31日、9月1日、7日、8日に那覇市国際通りトランジットマイル社会実験への医師・看護師派遣依頼があり、宮城小児科；宮城秀雄先生、逓信診療所；小濱華恵様、安木内科；仲宗根安樹先生、我那覇君代様、大浜第一病院；比屋根勉先生、深町俊之先生、かいめんたるクリニック；嘉陽田しのぶ様、友寄神経外科；友寄英雄先生、国場雅子様、那覇西クリニック；玉城信光先生、ご協力賜り感謝申し上げます。
（2002年 那覇市医師会報より）
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